Jw_cadで日影図の作成方法をお探しですね。

広告

Jw_cadで日影図を作ろう!建築基準法に対応した作成方法を分かりやすく解説

建物を設計するとき、「自分の建物が周りにどんな影を落とすか」を考えることはとても大切です。

お隣さんの日当たりが悪くなってしまったら困りますよね。

そこで登場するのが「日影図」という図面です。

この図面を使えば、計画している建物が法律で決められた基準をクリアしているかどうかチェックできます。

今回は、無料で使える便利なCADソフト「Jw_cad」を使って、建築基準法に沿った日影図の作り方を順番に説明していきます。

「初めて作るからちょっと不安…」という方も、この記事を読めば大丈夫。

一緒に進めていきましょう!

まずは準備から!日影図を作る前に知っておきたいこと

日影図を作り始める前に、ちょっと準備が必要です。

実は日影に関するルール(日影規制)は、場所によって全然違うんです。

たとえば住宅がたくさん建っている「第一種低層住居専用地域」では、建物の高さが7mを超えたり、3階建て以上になったりすると日影規制の対象になります。

このとき影を測る高さは地面から1.5mが基本です。

一方で、お店やオフィスが並ぶ商業地域では、基本的に日影規制はかかりません。

このように、建てる場所によってルールがガラッと変わるんですね。

だから最初にやることは、**役所で敷地の情報をしっかり調べること**です。

具体的には次の項目をチェックしましょう。

– 用途地域(住宅地なのか商業地なのかなど)
– 日影規制の時間(「3時間-2時間」といった表記)
– 影を測る高さ(1.5m、4.0m、6.5mなど)

これを確認せずに作り始めると、あとで「やり直し!」なんてことになりかねません。

情報が集まったら、次はJw_cadで使う図面データを用意します。

必要なのは正確な「配置図」と「平面図」です。

敷地の境界線、お隣との境界線、道路との境界線をはっきり描いておきましょう。

それから、建物の高さが分かる立面図や断面図も手元に置いておくと作業がスムーズです。

この準備をきちんとやっておけば、あとの作業がグッと楽になりますよ。

ステップ1:建物の形と高さを入力しよう

準備ができたら、いよいよJw_cadで作業開始です!Jw_cadは基本的に平面の図面を描くソフトですが、「日影」機能を使うときは平面図に高さの情報を加えることで、立体的に計算してくれるんです。

便利ですよね。

まずは画面上のメニューから「その他」→「日影」を選びます。

すると上の方に日影図を作るための操作ボタンが並んで表示されます。

ここで「建物」に関するボタンを選んで、建物の平面の形を指定していきます。

建物の外側の線を右クリックで順番に選んでいって、ぐるっと囲んで閉じた形にします。

そうしたら、その部分の「高さ」を入力するんです。

たとえば「軒の高さ8m」とか「最高の高さ10m」といった具合です。

ちょっと複雑な建物だと、階段状になっていたり、屋上に小さな塔みたいな部分(塔屋)があったりしますよね。

そういう場合は、高さが違う部分ごとに分けて、それぞれの高さを入力していく必要があります。

**ここでのポイント:**
– 建物の外側の線をきちんと閉じた形にする
– 地面からの高さを正確に入力する
– 屋上の突き出た部分も忘れずに入力する

高さの入力が正確じゃないと、できあがる日影図もずれてしまいます。

入力が終わったら、立体的に確認できる機能(アイソメ図など)で「ちゃんと計画通りの形になってるかな?」とチェックしておくと安心です。

ステップ2:方位を設定して日影を計算しよう

建物の形と高さが入力できたら、次は太陽の動きを正しく計算するための設定をします。

ここで大事なのが「真北(しんぽく)」と「建設地の位置」です。

日影図は冬至の日(1年で一番日が短い日)の太陽の動きをもとに作ります。

だから方角や場所がちょっとでもズレると、計算結果が全然違ってきちゃうんです。

図面の上側が必ずしも北とは限りませんよね。

測量図に書いてある真北の方向を確認して、Jw_cadの設定で角度を入力します。

それから建設地の緯度と経度も入力が必要です。

設定画面で都道府県や市町村を選ぶこともできますし、もっと正確にしたいなら国土地理院の地図で調べた数値を直接入れることもできます。

これらの設定が終わったら、いよいよ計算実行です!日影コマンドの中にある計算ボタンを押すと、設定した情報をもとに、指定した時間帯(朝8時から夕方4時まで、とか)の建物の影が図面上に描かれます。

この段階で描かれるのは「時刻日影」といって、ある時刻の影の形を示すものです。

描かれた影を見て、「影の伸びる方向はおかしくないかな?」「建物の高い部分から長い影が出てるかな?」とチェックしてみてください。

なんとなく変だなと感じたら、設定を見直してみましょう。

ステップ3:等時間日影図を作って最終チェック

時刻ごとの影がうまく描けたら、最後の仕上げです。

建築基準法で求められるのは「等時間日影図」という図面で、「何時間続けて影になる場所はどこか」を示すものです。

日影コマンドの操作ボタンの中に「等時間日影」を作る機能があります。

ここで測定する高さ(1.5mとか4.0mとか)と、対象となる時間(2時間、3時間など)を設定します。

計算を実行すると、指定した時間だけずっと影が落ち続ける境界線が自動的に描かれます。

この線が敷地の境界から一定の距離(5mラインや10mライン)の中に収まっているかを見れば、日影規制をクリアしているかどうかが分かるんです。

図面ができたら、最後にこんなことを確認しましょう:

– 緯度、経度、真北の方向、測定面の高さなど、計算の前提条件を図面に書き込む
– 5mと10mの規制ラインをはっきり分かるように描く
– 規制をオーバーしている部分がないか目でチェックする

もし規制ラインをはみ出してしまっていたら、建物の位置をずらしたり、高さを低くしたり、屋根の形を工夫したりして、もう一度最初から計算し直す必要があります。

でも大丈夫、Jw_cadなら何度でも簡単に計算し直せます。

何回かシミュレーションを繰り返して、法律を守りつつ理想的な建物の形を見つけていきましょう。

印刷するときは線の太さや色を調整して、審査する人が見やすい図面に仕上げてくださいね。

これで日影図の完成です!

広告