Jw_cadで座標から敷地図を作成する方法をお探しですね。

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測量座標をJw_cadで読み込んで敷地図を作る方法

土地の地積測量図に載っている座標データを使って、Jw_cadで正確な敷地図を描きたい――そう考えている方は結構多いんじゃないでしょうか。

でも、いざエクセルのデータを読み込もうとすると、「あれ、図形が反対向きになってる!」「画面のどこにも線が出てこない…」「敷地の線がつながらない!」なんてトラブルに悩まされることがよくあります。

この記事では、測量座標とCADの座標の違いといった基本的なことから、エクセルでのデータ準備のコツ、そしてJw_cadでの具体的な読み込み方まで、順を追ってわかりやすく説明していきます。

1. 測量座標とJw_cadの違いを知っておこう

エクセルに入力した測量座標をJw_cadで読み込む前に、まず知っておいてほしい大事なことがあります。

それは、測量で使う「測量座標系」と、Jw_cadが使っている「数学座標系」が全然違うということです。

この違いを知らないまま作業すると、できあがった敷地図の向きがおかしくなったり、裏返しになったりしてしまうんです。

普通の数学やCADの世界では、「X軸が横方向(左右)、Y軸が縦方向(上下)」として使われています。

ところが、地積測量図などで使われる測量座標では、「X軸が縦方向(南北)、Y軸が横方向(東西)」というように、XとYが逆になっているんですね。

だから、エクセルの求積表にあるX座標とY座標をそのままJw_cadに読み込むと、図形が90度回転したり、反転したりした状態で表示されてしまうわけです。

この困った反転を防ぐには、Jw_cadで座標を読み込むときに、専用のコマンドを使ってXとYを入れ替えて処理する必要があります。

それから、単位にも注意が必要です。

測量図面の座標は普通「メートル(m)」で書かれていますが、建築設計で使うJw_cadの初期設定は「ミリメートル(mm)」になっています。

単位を間違えると、敷地がものすごく小さく描かれたり、逆に大きすぎたりするので気をつけましょう。

2. エクセルで座標データを整えよう

Jw_cadでスムーズに敷地図を描くには、元になるエクセルの座標データをきちんと整えておくことが大切です。

そのままのデータを流し込むだけではエラーが起きやすいので、「図形を閉じる」ことと「作図位置を調整する」という2つの工夫をしておくのがおすすめです。

これをやっておくだけで、あとのCAD作業がぐっと楽になりますよ。

**図形を閉じる処理**

1つ目のポイントは、敷地の境界線をぐるっと一周させて完全に閉じるための処理です。

地積測量図の座標は、「点1」から順に「点2」「点3」…と並んでいますが、そのまま読み込むだけでは最後の点から最初の「点1」に戻る線が引かれず、図形が開いた状態になってしまいます。

これを防ぐには、エクセルのデータの一番下の行に、始点である「点1」のX座標とY座標をコピーして貼り付けておきます。

こうすることで、CADが最後の点から始点へと線をつないでくれるようになります。

**原点調整で見やすくする**

2つ目のポイントは、座標の数字を小さくして図形を画面の中央あたりに表示させるための「原点調整」です。

実際の測量座標は、公共座標などを基準にしている場合、数十万といったとても大きな数字になっています。

これをそのままCADに読み込むと、原点(0,0)からはるか遠くの画面外に図形が配置されてしまい、見失ってしまうことがよくあります。

そこで、エクセルの計算機能を使って、すべてのX座標・Y座標から基準となる点(例えば点1の座標など)を引き算して数字を小さくしておきます。

こうすれば、図形が扱いやすい位置に表示されるようになります。

3. 座標データをテキストファイルにする

エクセルでのデータ調整が終わったら、次はその数字をJw_cadが読み込める「テキストファイル(.txt)」に変換します。

Jw_cadはエクセルのファイル(.xlsxなど)を直接読み込めないので、この変換作業が必要になるんです。

操作自体はとても簡単なので、Windowsの「メモ帳」を使って進めていきましょう。

**具体的な手順**

1. エクセルで調整を終えたX座標とY座標の数字だけをマウスでドラッグして選択し、コピーします(このとき、点名やタイトル行などは含めないように注意)
2. 空のメモ帳を開いて、コピーした数字を貼り付けます
3. エクセルからコピーしたデータには、X座標とY座標の間に自動的に「タブ」という空白が入りますが、Jw_cadはこれを区切りとして認識するのでそのままでOKです
4. わかりやすい名前(例:「敷地座標.txt」など)を付けて、デスクトップなどに保存します

文字コードは「ANSI」や「UTF-8」で保存しておけば、通常は問題なくJw_cadで読み込めます。

保存したら、中身に変な記号や全角スペースが混ざっていないか軽くチェックしておくと安心です。

4. Jw_cadに座標を読み込んで敷地図を作図する

いよいよ、作ったテキストファイルをJw_cadに取り込んで、画面に敷地図を描いていきます。

ここまでの準備がちゃんとできていれば、あとはJw_cadの機能を使うだけで、手作業で線を引くよりもずっと正確で速く作図できます。

**作図の手順**

1. Jw_cadのメニューバーから「その他」→「座標ファイル」を選ぶ
2. 画面上部のコントロールバーにある「ファイル名設定」を押して、さっき保存したテキストファイルを選んで開く
3. コントロールバーの単位設定が「mm単位読書」になっていたら、必ず「m単位読書」に変更する
4. コントロールバーの「YX座標読込」ボタンをクリックして、マウスカーソル付近に図形を表示させる
5. 作図画面内の好きな場所で左クリックして、敷地図を配置する

**ここが重要!**

この操作で一番大事なのが、「m単位読書」への切り替えと「YX座標読込」の使用です。

測量図面はメートル単位で書かれていて、しかも測量座標はXとYが逆転しているので、この2つのボタンを忘れると全然違うスケールや向きの図面ができてしまいます。

普通の「ファイル読込」ではなく、必ず「YX座標読込」を使うことを覚えておいてください。

図形が配置できたら、「寸法」コマンドや「測定」コマンドを使って、描かれた敷地の各辺の長さが元の地積測量図の数字と合っているか確認してみましょう。

もし長さや面積が合わない場合は、エクセルでのデータ入力ミスか、読み込み時の単位設定ミスの可能性が高いです。

一つひとつの設定を再確認して、正確で使える敷地図を作ってくださいね。

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